京都のひきこもり支援
京都府がひきこもりの支援を平成17年から具体的に動いているようです。
今年の3月からはひきこもり支援のポータルサイトも開設されました。
URLはこちら→http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/
京都府独自の取り組みとして全国ではじめての「職親事業」というものがあります。
事業の案内としては以下の通りです。
「この事業は、ひきこもりで悩んでいる青少年の社会的自立の支援を行っている民間団体※の様々な活動へ参加しており、ひきこもりからの回復期にある青少年が、団体の推薦と支援を受けながら、職親のもとで社会における自立のきっかけづくりとして、一定期間の就労体験を行うものです。」
既に府内で15箇所の事業所が登録をして、受け入れを始められています。
受け入れ事業所の第2次登録の手続きも進んでいるようです。
ひきこもりについての具体的な支援事業が取り組まれている事は喜ばれて良いと思います。
しかし、事業と同時に「ひきこもり」自体への理解も今まで以上に重要視して取り組まれないといけません。
受け入れに名乗りを上げている事業所の半分程が社会的ひきこもりの起こる原因を「家族の責任、親の甘やかしによるもの」と捉えている声がありました。
正直、受け入れ先にも当たりはずれがありそうかな、と思いました。
事業自体には期待をしつつも、自分の子どもを職親に行かせることに躊躇いを感じます。とりあえず、特別扱いと根性論はやめて!と願います。
事業には賛成ですよ、失敗なく進むことは不可能でしょうから…。
今はまだ本人たちの気持ちを理解する時期をまだ抜け出していないように思います。
これからもそこを飛び越えてしまわないように気をつけたいと思います。
事業も大事です。
でもそれ以上に理解が必要です。
何かが欠けている人がひきこもるのではなく、ひきこもらざるを得ないひとがいる、ということを知ることが1歩ではないかと感じます。