花園大学助教授 廣瀬明彦さん
2月21日19時~21時で廣瀬さんの講演が行われるそうです。
テーマは「ネットワークを創るということ」非常に興味深いものですね。
廣瀬明彦さんは相楽福祉会というところの理事もなさっていて、数多くの実践を積み重ねてこられた現場の大先輩です。
自分の周りだけでなく、障害福祉を広く捉えて全国規模で数々の取り組みをされてきました。
私が廣瀬さんの事を知ったのは「アメニティーフォーラム」からです。
こんなにすばらしい元気をもらえるセミナーの開催を支えている主要メンバーってどんな人たちなんだろう?という気持ちから知る事となりました。
以来、廣瀬さんの講演を聞く機会があると積極的に出席するようにしています。
今回の講演は「上京区障がい児者支援ねっとわーく」というものができる事になった記念講演として行われます。このネットワークは上京区の居宅支援の事業所が中心になって、事業所間の連携のほか、ヘルパー間の情報交換や課題の共有勧めていこうとしたものです。
やっとといいますか、福祉の世界が危機的になっている今、他の区でもネットワークの強化に目が向けられ始めています。
福祉の施設では長年言われ続けられながらも難しい事だったんです。施設間、法人間の連携というものが…。
どこも「うちが一番」と思いながら運営しているところが多くって…。
それに運営費は役所からもらうものでしたし、他の協力も家族やボランティア、一般の寄付に頼ってきました。他の施設とはボランティアや寄付を取り合うことはあっても、協力する事なんて何一つなかったんですね。
ところがそうはいかなくなってきた…。役所はお金を出せない、ボランティアをする余裕のある人も減っている、寄付金も期待できない、誰も助けてくれないんですね。
一つの法人、施設では利用者へのサービスを保証できなくなってきた。
だから、今こそ施設間同士が連携し、大きな発言力を必要としているんですね。
経緯はどうあれ、公共のサービスを担う福祉は個々のモラルやポリシーだけで動くのではなく、情報を共有して連帯して良いものを作り出してほしいと期待します。
このネットワークが地道であっても順調につながっていく事を祈っています。
そして、ネットワークといえばWebですよね。
繋がるということを形にするのに、Webがどれほど効果的な役割を担うのか、注目しないのは無知か手抜きですね、自分が「普段もネットは使わないから」とWebを取り込まないのは問題を感じます。
そこのところで、私も是非微力を尽くしたいと思います。
なにかありましたら、声をかけてくださいね。
2月19日(月)京都新聞電子版より
「障害者に「労働」の疑い労基署が改善指導を検討…」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid
=P2007021900070&genre=C4&area=H10
ラベル: 福祉
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